from Hida

飛騨の森からキッチンになるまで


使用するのは、
飛騨の山で育ったナラの木

木を切り出す旬の時期は、12月~2月の冬の時期です。雪深い過酷な環境に生きる飛騨の木は、目がぎゅっと詰まった独自の風合いがあるにもかかわらず、小ぶりなものは、家具の材木として使うことは難しいとされ、チップにされることがほとんどでした。

飛騨市森林組合、柳木材、西野製材所のみなさんは、そのような材を活用し、林業の可能性を広げる活動をしています。その活動に賛同し、地域とつながり、木工の技術によって、個性ある木もうまく活用しながら持続的なものづくりをしていくことを目指して、HOGAシリーズを立ち上げました。

キッチンのおおまかな製作工程


木を伐る

飛騨市森林組合など

山から下ろす


丸太の選定

柳木材など


製材

西野製材所など

自然乾燥(1年)

人工乾燥


木取り

木工ふくなり

シーズニング

部材加工

組み立て

設置


自分の目で見て選び、
木の「キャラクター」を活かす

飛騨へ通い、山から降ろされた無数の丸太から木を選びます。それらを製材所で加工してもらい、時間をかけて、乾燥させていくうちに、生木のうちには予想しなかった、その木の「キャラクター」がみえてくることがあります。

節や、変色や、小さな穴。木の特徴を表情として生かしながら、家具としての質や機能を確保していくためには、時間も手間もかかりますが、それはまさに、二本と同じものは存在しない、生きた木との出会いと、対話です。